黒田雪子 なおす、みなおす。

お知らせ

なおす

繕い展、昨日、無事に終了いたしました。今回は冬場の作業で漆がいい状態に乾かず途方に暮れる日も度々でしたが、様々な繕いパターンをお見せすることができたのも、快く器を提供してくれた中里氏、辻村氏をはじめ、ギャラリーの方々、そして応援してくださった皆様のおかげです。またワークショップに参加いただいた皆様、展示を見に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。奥の部屋で作業をしていることも多く、せっかくお越しいただいたのにお目にかかれなかった方、お許しください。
展示のための日課として毎日かかさずやっていたのが、日の出前のジョギング。夜はかならず明けるんだなと、遠くの空にのぼりはじめる太陽を見ながら、希望とともに繕った84個の器たちでした。お求めくださった皆様、心よりお礼を申し上げます。繕い依頼をしてくださった皆様、心して直しますので今しばらくお待ちください。

簡単ですが、お礼まで。

23日までの展示期間中は13時から18時まで毎日在廊しております。お気軽にお声かけください。ただ、ワークショップの最中ですとお話しできませんので、どうかあしからず。

繕いのワークショップについてお知らせをいたします。
(おかげをもちまして満席となりました。)

内容は、初めて金継ぎをやってみようという方を対象にしたもので、器の欠けを充填して、漆仕上げまでします。
2回に分けての工程にしたのは、漆が硬化する時間が必要なためです。これでも足りませんが、時間の都合でやむを得ませんでした。当日詳しくご説明をいたします。

[日時] 5/15〜17 (1) , 5/21~23 (2) 各回2時〜4時半頃
     1、2より各1日ずつ、計2回お選びください
[場所] 伊勢丹新宿店本館5Fアートギャラリー
[内容] テキストとして拙著「金継ぎをたのしむ」をもとに、小さ
     な欠けを充填して、漆仕上げをする
[定員] 各回5名
[参加費]21,600円(材料費込)
[ご用意いただく物]小さな欠けのある陶磁器を3,4個ほど、はさみ、カッター、ボロ布、汚れてもいいエプロン、筆記用具、器を持ち帰るときに安定して入れられるような段ボール箱

※ガラスは不可。直したい器があれば一番ですが、ない場合は必ずお知らせください。
※本漆を使うため、かぶれの心配があります。ご自身の責任においてお申し込みのご判断をお願いいたします。なお、お子様連れでの参加はご遠慮ください。
※費用には「金継ぎをたのしむ」平凡社刊の書籍代が含まれます。不要な方はおっしゃってください。代金を差し引きます。

お申し込みは5/10 10時半〜アートギャラリー03(3225)2793まで。
皆様のご参加をお待ちしております。

5/15(月)〜23(火)まで、伊勢丹新宿店本館5Fアートギャラリーにて「なおす、みなおす 黒田雪子の器の繕い展」を開催いたします。今回は唐津の中里太亀氏、奈良の辻村唯氏にご協力いただき、両氏の作品に繕いを施したものが並びます。
また現在、ご依頼が立て込んでおりまして、店舗でのお直しの受付を一時的にストップさせていただいておりますが、期間中は繕いのご依頼窓口と、ワークショップも開きます。これまで多数の教室のご要望をいただいてきましたが叶いませんでした。今回、ワークショップという形態ではありますが、初の実現となります。この機会をお見逃しなく。
ワークショップの受付は5/10からアートギャラリーへ直接のお申し込みとなります。詳細は追って、お知らせいたします。定員に限りもありますので、ご興味がある方はどうぞお早めに。

DM「なおす、みなおす 黒田雪子の器の繕い展」
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こちらは店内に流れるデジタルサイネージ。古いものも少し出します。ここに写っている古唐津、初期伊万里は、呼び継ぎ。撮影+デザインもしてます。
最終

伊勢丹新宿店では、5/15(月)〜30(火)まで、グローバル・グリーンキャンペーンを行っています。
繕い展も紹介してもらってますので、ご覧ください。こちらの30頁です。

他にはこちらも。

明けましておめでとうございます。年末の個展、おかげさまでつつがなく終えることが出来ました。お越しくださった皆様、どうもありがとうございました。春にまた別の場所に顔を出す予定です。2017年が良い年となりますように。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

正月、いただいた豆の袋の中から大吉が。チントンシャンと三味線で音色つけたら唄になりそうな愉しいお告げ。ご馳走さまでした。

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12/20、無事に初日を迎えることが出来ました。沢山の方々とあれこれお話を交わしながら、物を大切にし生活の質を高めようとする心意気を感じております。引き続き28日まで、皆様にお目にかかれますのを楽しみにしています。すでに新たな主の元へと旅立っていったものもありますが、今回直した器を幾つか写真でお見せいたします。

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先の告知と重複しますが、さる山のブログに掲載の内容をこちらにも載せます。

「繕う」黒田雪子展
2016年12月20日(火)より28日(水)迄
open 1–6 pm 会期中無休
於「さる山」
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話 03-3401-5935

濱中史朗展に続いて、四度目の「繕う」展を催します。
今回は、二度目の展覧会でもお世話になった、黒田雪子さんの個展となりました。
さる山からお願いしている古物に加え、濱中史朗さんから多くの器を提供して頂いており、DMの器も史朗さんのものです。
彼の許で一度失われた機能が、黒田さんに美しく繕われ、濱中史朗新作展後のさる山に並びます。
皆様のご来場を、お待ちしております!

Information from ‘SARUYAMA

“TSUKUROU —to repair things” Yukio KURODA exhibition
December 20–28, 2016
1–6 pm open
Please come see them.
at “SARUYAMA”
3-12-46-101 Motoazabu Minato Tokyo/ 1060046 Japan
phone 81(0)3-3401-5935

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酒や肴の宴の時を、
なにより尊ぶ好事家たち。
彼らはその大喜利に大役を果たす器々を、
まるで男や女を愛するがごとく愛す。
それがたとえどんなに粉々に砕けようとも
もう諦めよ、などという言葉は耳に入る由もない。
私はそんな人々や器をいとおしく思う。

もし壊れた器を美しく直すことができれば、
それは彼らの手から手へと流転しながら
再び、10年、50年、100年と生き続けるかもしれない。
そう思うと胸も高鳴るのだ。

photo+word by Yukiko KURODA

今月末、麻布十番の「さる山」にて個展をいたします。今回は、さる山の主、猿山修さんが集めた古い器と、山口県萩市にある大屋窯の濱中史朗さんより作品のご提供をいただいて、それらに直しを施したものをお披露目いたします。師走のお忙しい時期かと思いますが、ご来場をお待ちしております。
また私の前は濱中史朗さんの個展となります。こちらもぜひご覧ください。

12/10〜18 濱中史朗展DM “alternative white”
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12/20〜28 黒田雪子展DM「繕う」
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器の直し→直しの事例、更新しました。

器の直し→直しの事例、更新しました。

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