先月の事、東京近郊で偶然にこんな音と遭遇。しびれました。しばらくの間、聞き惚れながら、ふと、パロル社から出ている絵本シリーズで、宮澤賢治のお話に小林敏也さんという方が絵を描いている『蛙の消滅』のことを思い出しました。下記は帯文からの抜粋です。私が居合わせた小さな生物たちもこんな風に話しているように聞こえてしまいます。物語は、ほのぼのとしたリズムとは裏腹のシニカルな展開。蛙たちがうらやましがる人間の物質的領域には原発も描かれています。今から15年前に発行された本。興味を持った方は図書館へGO。
日本人ならば、丁度花見とか月見とかいう処を、蛙どもは雲見をやります。
「どうも実に立派だね。」
「永遠の生命を思わせるね。」
「実に僕たちの理想だね。」